秩父デジタルテレビ中継所(埼玉県)

秩父デジタルテレビ中継所 2018年5月中旬

何となく春の晴天に連れられ(?)、秩父中継放送所を訪問しました。6年前と比較してもあまり変化はありませんでした。

全景です。以下デジタルテレビ関係を紹介します。

送信鉄塔です。下記のように推測しています。

  • 送信アンテナ:上段:双ループ1段4面(東京民放5社)
  • 送信アンテナ:下段:双ループ1段4面(NHK・TVS)

局舎が分かれているのでアンテナが別のような感じです。

NHKとテレビ埼玉(テレ玉・TVS)の局舎とアンテナです。

  • プレートパラボラアンテナ:児玉中継局受けのデジタルTTL(NHK)
  • カバー付きFPU受信アンテナ:(NHK?)

※FMの設備についてはFM局訪問にて紹介します。

東京民放5社の局舎とアンテナです。

  • プレートパラボラアンテナ:上段:児玉向けデジタルTTL(東京民放5社)
  • プレートパラボラアンテナ:下段:桐生受けデジタルTTL(東京民放5社)

少し離れた場所にあるアンテナです。

  • グリッドパラボラアンテナ:児玉放送波受け(TVS)

なお、美の山山頂付近に防災行政無線同報系らしき中継局が増えていました。

秩父デジタルテレビ中継所 2012年4月下旬

久々に秩父中継放送所を訪問しました。

こちらはNHK・テレ玉の局舎上のアンテナ群です。特徴的だったグリッドパラボラアンテナが撤去されていました。この他にも、桐生受けのデジタルTTLアンテナが撤去されていました。これは、東京民放5社と共用にしたためでしょうか。【後日補足】NHK教育については、親局を桐生から児玉に変更したのではないかと思われます。

送信鉄塔です。アナログがあった頃は4段の構成でしたが、下の2段が撤去されました。また、付近にあった支線式の送信アンテナ鉄柱(NHK教育とTVSのアナログ)は完全に撤去されました。

少し離れた部分にある受信アンテナを背後から撮影してみました。以前はグリッドパラボラアンテナ2段の構成だったのですが、上段が取り外されていました。このことから上段部分は東京民放5社の児玉受信(アナログ)アンテナだったと思われます。また、この付近にあったNHKの児玉受信グリッドパラボラアンテナは撤去されていました。

秩父デジタルテレビ中継所 2008年12月下旬

2008年12月下旬に、秩父テレビ中継放送所を再訪問しました。今回は児玉デジタル中継放送所の東京民放5社の開局に伴い、中継経路が増設されたとの情報を得たので出かけてきました。

こちらは東京民放5社の局舎隣にあるプレートパラボラアンテナ群です。上段の小さいのが、児玉中継局の開局に伴い増設された児玉中継局向けのTTL用アンテナだと思われます。

秩父デジタルテレビ中継所 2007年6月中旬

2007年6月中旬に、秩父テレビ中継放送所を再訪問しました。今回は前回訪問時に未開局であった東京民放5社のデジタル関連施設と、放送波の受信関係の施設を調査してみました。

こちらは東京民放5社の局舎屋上にあったGPSです。奥に見えるプレートパラボラアンテナは、恐らく桐生TTL中継所からの受信用だと思います。ちなみにこのパラボラアンテナの先には若干樹木があったのか、必要最小限伐採した旨の看板がありました。(^^;

これらのアンテナは送信所から少し離れた位置にあります。東京民放5社、およびテレ玉のアナログ受信アンテナだと思われます。かなり大きく、ビックリします。なお垂直偏波なので、児玉局を受信しているものと思われます。なお、アンテナ真下のボックスに「TVS」の記載がありました。【後日補足】テレ玉の児玉からのデジタル波も受信している模様です。同一周波数の受送信はめずらしいと思います(偏波は違いますが)。

上記のアンテナのすぐそばにある、若干小型のグリッドパラボラアンテナです。こちらも垂直偏波なので、児玉局(アナログ)を受信しているものと思われます。なお、小型のボックスに「NHK」の記載がありました。

秩父デジタルテレビ中継所 2006年11月中旬

2006年11月中旬に、秩父デジタルテレビ中継放送所を訪問しましたので簡単にレポートします。

なお、NHK総合・NHK教育・TVSテレ玉は2006年12月の開局を予定しており、2006年11月中旬時点では試験電波を発射しています。もちろんワンセグも視聴が可能です。東京民放5社は現在工事中のようで、2007年3月1日の開局を目指しているようです。

秩父テレビ中継放送所全景。2000年4月訪問時に比較するとかなり送受信系統が変わっています。

こちらはNHKとTVS(テレ玉)の局舎です。屋上鉄塔のアンテナ構成は、上段から下記の通りだと思われます(推測)。

  • 送信アンテナ 1段4面(NHK-FM)
  • 送信アンテナ 1段4面(NACK 5)
  • パラボラアンテナ×1(デジタルTTL・児玉 NHK総合受信 NHK教育送信)
  • パラボラアンテナ×1(デジタルTTL・桐生受け NHK教育)
  • 手前:グリッドパラボラアンテナ(垂直偏波)×1(アナログ放送波受信用・児玉受け・NHK)

こちらは昔から存在した秩父テレビ中継局の送信アンテナです。

  • 送信アンテナ 1段4面(NHK教育アナログ・TVSアナログ)

前回の訪問と比較すると上段部分が無くなっており、下段部分のみとなっています。恐らく、NHK教育のアナログ用とTVSのアナログ用送信アンテナではないかと思われます。

こちらは新設された送信アンテナです。

  • 送信アンテナ 1段4面(東京民放5社デジタル)
  • 送信アンテナ 1段4面(NHK総合デジタル・NHK教育デジタル・TVSデジタル)
  • 送信アンテナ 1段4面(東京民放5社アナログ)
  • 送信アンテナ 1段4面(NHK総合アナログ)

インターネット上のサイトを見ると、下2段分は秩父中継局のアナログ周波数変換の時にはすでに存在したようです。前に紹介した送信アンテナがUHFのハイチャンネル仕様だったために、新たに鉄塔を建てて送信アンテナを新設したのだと思います。

こちらは東京民放5社の局舎の脇に建てられていたパラボラアンテナです。

  • パラボラアンテナ×1(デジタルTTL・桐生受け)

以前は確かこの位置に児玉向けグリッドパラボラアンテナがありました。なお、SHF帯のアンテナであることは判明していますが、NHK・TVSの局舎にあるパラボラアンテナとは製作メーカーが異なるようです。

ところで、この秩父中継局のアナログ波ですが、14ch・16ch・38chなど、非常に意味のある電波を出しているようです。(^^;