桐生デジタルテレビ中継所(群馬県)

桐生デジタルテレビ中継所 2018年2月下旬

約10年ぶりに桐生デジタルテレビ中継局を訪問しましたので簡単にレポートします。アナログ設備が無くなって、随分とスリムになった印象です。

全景です。プレートパラボラアンテナは下記のように推測しています。

  • 画像左側:牛伏山送りFM固定局(放送大学学園FM)
  • 画像中央上側:前橋受けTTL(NHK総合・前橋、群馬テレビ)
  • 画像中央下側:前橋送りTTL(NHK Eテレ・東京民放5社・放送大学学園TV)※「前橋送」の記載あり
  • 画像右側右向け:秩父送りTTL(東京民放5社)

送信アンテナを拡大してみました。

  • 左送信アンテナ:双ループ2段2面(NHK)
  • 右送信アンテナ:双ループ2段2面(群馬テレビ・東京民放5社)

2段目のアンテナが若干上向きで、NHKの方が若干ERPが高いのでようなので、上記のように推測しました。

全景にて、画像右側右向けのプレートパラボラアンテナを別角度から撮影してみました。

反対側にある、プレートパラボラアンテナ群です。スペースダイバーシティーの構成のようです。

  • 上段:菖蒲受けTTL(NHK Eテレ・東京民放5社・放送大学学園TV)※「菖蒲受(主)」の記載あり
  • 下段:菖蒲受けTTL(NHK Eテレ・東京民放5社・放送大学学園TV)※「菖蒲受(副)」の記載あり

局名プレートです。以前は「桐生TTL中継所」でしたが、その後桐生デジタル中継局が開局しました。

※なお、放送大学FMの固定局については、「FM局訪問」にて詳しく紹介します。

桐生デジタルテレビ中継所 2007年12月下旬

2007年12月10日に開局した、桐生デジタルテレビ中継局を訪問しましたので簡単にレポートします。

全景です。デジタル用の送信アンテナ(真ん中)と右上のプレートパラボラアンテナが増設されています。

全景右上のプレートパラボラアンテナを拡大してみました。真下のプレートパラボラアンテナと比較して大きさには変化がありませんでしたが、製作メーカーが異なるようで、微妙に作りが異なります。また、偏波面は1面のみのようです。なお、桐生中継局のNHK総合については前橋と同じチャンネルなので、このプレートパラボラアンテナは榛名山二ツ岳からNHK総合をマイクロ波で受信しているものと思われます。

こちらはデジタルの送信鉄柱・アンテナです。じっくり観察したのですが、どちらがNHK・東京民放5社用なのか判断出来ませんでした。

以上、デジタル化でますます充実した(?)桐生中継局のレポートでした。

桐生デジタルテレビ中継所 2007年10月中旬

2007年12月に開局予定の、桐生デジタルテレビ中継局を遠くから眺めてみました。

デジタル送信用のアンテナが増えていることがわかります。アナログと同じく、茶臼山から北側がサービスエリアのようです。なお、前橋受け用と思われるプレートパラボラが追加となっています。NHK総合/群馬テレビ用(将来用)でしょうか。

桐生TTL中継所 2006年12月下旬

北関東のデジタルHUB局としての位置付けと思われる「桐生TTL中継所」を訪問しましたので簡単にレポートします。なお、この桐生テレビ中継所は現時点(2006年12月時点)ではデジタル放送を開始していません。

桐生テレビ中継局の全景です。テレビ中継放送所、テレビ固定局(アナログ)、FM固定局、TTL中継所(デジタル)などの機能を持っており、各種送受信アンテナが見えます。掲載画像以外にも、VHFの受信アンテナ群や、ちょっと離れた場所に受信アンテナなどがあり、見応えたっぷりです。また、よく見ると局舎屋上にデジタル送信用と思われる中途半端な高さの鉄塔(支柱)を見ることができます。以降は、主にデジタルに関連する設備を紹介します。

桐生TTL中継所のプレートです。このプレートが取り付けられている局舎は新設したようです。なお専門誌によれば、NHKデジタル総合の回線はこの桐生中継所を経由していないようです。NHKデジタル教育のみだと思われます。

新設されたこれら2つのプレートパラボラアンテナは、菖蒲TTL中継所からの電波をスペースダイバーシティーで受信しているようです。上段のアンテナには「菖蒲受(主)」、下段のアンテナには「菖蒲受(副)」の記載がありました。

一番手前(画像右側)にあるのが、前橋デジタル中継局向けのアンテナです。また上部を見ると、パラボラアンテナの取り付け基台があります。その他のアンテナは、奥から放送大学(アナログ)、放送大学(FM)、東京民放5社(アナログ)の固定回線だと思います。

このアンテナが、恐らく秩父向けのアンテナだと思います。方向的にも合っていると思います。

以上、デジタルに関連した設備のみを紹介しましたが、他アナログ系の施設はさらに見応えがあります。どこに向いているのか、このアンテナは何の放送波を受信・送信しているのかなど、研究するとかなり面白いと思います。