まとめ

読売新聞：

• 特別紙面構成。地域面なし。
• 一面の版数：「12版」「12版●」「12版●●」の3種類の模様。
• 時刻：「読売新聞 午後7時半」「警察庁 午後11時半」「警察庁 午前1時」。
• ラテ欄：首都圏を中心とした放送局構成（「R東京」の表記がある。長野配布分は表記無し）。テレビ局の系列局一覧が掲載されている。
• なぜか、統合版扱い。
• 12版の7面のみ「12版●」。
• 群馬工場は印刷できなかった模様（?）。

朝日新聞：

• 一面の版数：「12版▲」「13版」「14版◎」「14版△」「14版△●」を確認（通常の14版は無いのでしょうか?）。
• 時刻：「消防庁・各地県警 午後6時半」「警察庁 午後9時」「警察庁 午後11時」「警察庁 午前1時」「警察庁 午前1時」。
• 地域面は県ごとに全域構成。

毎日新聞：

• 一面の版数：「13版」「14新版」「14版」「14☆版」を確認（12版は無いのでしょうか?）。
• 時刻：「毎日新聞 午後8時」「毎日新聞 午後11時半」「毎日新聞 午前0時半」「毎日新聞 午前0時半」。
• 地域面は一部の県で全域構成。
• 新潟・長野配布の13版は、統12版と13版の混合紙面。

産経新聞：

• 一面の版数：「12版」「12版☆」「14版」「15版」を確認（13版は無いのでしょうか?。また、15版前後にまだありそうな気がします）
• 時刻：「午後6時」「午後6時」「?」「?」。
• 12版☆の地域面は13版。
• 千鳥センターは印刷できなかった模様（?）。

日本経済新聞：

• 版数：「11版 関（11版）」「★11版（11版）」「★12版（12版）」「☆12版（12版）」「★13版（13版）」「☆14版（14版）」を確認（かっこ内は一面の版数、左側は最終面から一つ前の面の版数を意味する）。
• 時刻：「警察庁 午後5時半」「警察庁 午後5時半」「警察庁 午後10時30分」「警察庁 午後10時30分」「警察庁 午後11時30分」「警察庁 午前1時」。
• 日本経済新聞 縮刷版には「★13版（13版）」が登録されているが、どういうわけか新潟・長野でさらに新しい「☆14版（14版）」を確認。
• 地域版は「地域経済」として統合構成（ただし、新潟・長野は通常どおり）。
• 関東地方は、通常よりも一つ前の版を発行。
• 北関東配布分の紙面は、なぜかラテ欄が南関東向けの「首都圏B」。

東京新聞：

• 一面の版数：「11版」「11版S」「12版」「12版S」を確認。
• 時刻：「本紙 午後八時」「本紙 午後九時」「本紙 午後十時四十五分」「本紙 午後十一時五十分」。
• 地域面は、神奈川・千葉・埼玉・静岡、茨城・栃木・群馬については共通紙面。ただし題字は県別。
• 「12版都心」の一面は「12版」と同様。
• 多摩方面は通常より新しい12版を配布。

各新聞の調査結果

読売新聞：

朝日新聞：

毎日新聞：

産経新聞：

日本経済新聞：

東京新聞：

中日新聞：

意見

このように大規模災害の場合、各社の報道は刻一刻と紙面が変わります。しかし縮刷版では東京での最終版しか掲載されないため、紙面の移り変わりを調査するには、実際の新聞が配布されていた地域の図書館に出向いて調査するしかありません。

しかしながら、大きな図書館でもだいたい半年か1年で新聞を廃棄してしまうため、調査される方は早めに出向いて調べた方が良いと思います。

個人的には、全国の図書館で2011年3月12日から一ヶ月分の紙面は、永久保存して欲しいと願っています。