用語の定義と補足

このページ内では、下記のように用語を使用しています。

• 臨時ニュースのチャイム：震度6弱以上を観測した時など、NHKが現在放送中の番組を中断し、ニュースに入る際に流れるチャイム（チャララン、チャララン、チャラララ ラ～ン）のこと。
• 臨時ニュース：チャイムを伴った一連のNHKニュース番組のこと。
• 緊急警報信号：津波警報が発令された時など、NHKテレビ・ラジオで流れる「ピロピロ～」という音のこと。
• 緊急警報放送：緊急警報信号を伴った一連のニュース番組のこと。

NHK臨時ニュースについて

NHK臨時ニュースは震度6弱以上を観測した時など、NHKが現在放送中の番組を中断し全ての放送波（全11波：地上アナログ総合、地上アナログ教育、地上デジタル総合、地上デジタル教育、アナログBS1、アナログBSプレミアム、デジタルBS1、BSプレミアム、NHKラジオ第一、NHKラジオ第二、NHK-FM）で同一の放送を実施します。また震度6弱以上の場合の他、過去には「湾岸戦争開戦」や「天皇陛下危篤・崩御・新元号決定」の際に、臨時ニュースとなったようです。

緊急警報放送について

【後日補足】2017年11月1日より、気象庁が南海トラフ地震に関連する情報の運用を開始。それに伴い、従来の東海地震に関連する情報の発表が終了したため、NHKや民放では、警戒宣言発令時の緊急警報放送は行わないこととなった模様。NHKでは2017年12月の緊急警報放送 試験信号放送より、「大規模地震の警戒宣言」の文言が無くなった。以下、少し古い情報となります。

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緊急警報放送は、下記の3つの場合のみ放送されます。

1. 東海地震の警戒宣言が発令された場合（第一種）
2. 津波警報が発表された場合（第二種）
3. 災害対策基本法第57条に基づく都道府県知事や市町村長からの要請があった場合（第一種）

過去、2の津波警報の場合のみ放送実績があり、1や3はまだ放送の実績がありません（※東日本大震災の際、テレ東が「第一種」緊急警報信号を流した説あり）。なお、基本的に地震が発生しただけでは、緊急警報放送は実施されません（あくまでも警戒宣言が発令された場合や、地震を起因とする津波警報が発令された場合のみ）。3はすでに忘れられた感が強いです（ところで“政府”からの要請では、放送できないのでしょうか?）。また、1を起因とする緊急警報放送が実施された場合は、日本経済に与える影響はかなり深刻なものと推測されます。なお、警戒宣言は原則として平日の昼間（概ね午前10時～午後2時）に発令されると想定されているようです。

NHKでは津波警報を起因とする緊急警報放送を実施する場合には、地上アナログ総合・地上アナログ教育・地上デジタル総合・地上デジタル教育・アナログBS1・アナログBSプレミアム・デジタルBS1・BSプレミアム・NHKラジオ第一・NHK-FMの10波で、同一の放送を実施します。NHKラジオ第二、およびテレビの副音声では、英語を中心に中国語、韓国・朝鮮語、ポルトガル語で多国語の緊急警報放送を実施します。

NHK緊急地震速報

NHKが2007年10月1日9時から実施する緊急地震速報について、情報を集めてみました。

• NHKが保有する全放送波で速報する。
• テレビは現在放送中の番組に震源地、地図、強い揺れが予想される地域をスーパー表示。
• ラジオは現在放送中の番組を中断して放送する。
• 放送内容は、テレビ・ラジオともに同一。 ※微妙に違うようです。
• 放送開始時に、NHKが作成した独自のチャイム（緊急地震速報のチャイム）を鳴らす。

さてこれでNHKは、緊急警報放送、NHK臨時ニュース、緊急地震速報の3つの緊急システムを持つことになりますが、仮に「津波警報が発表されるような震度6弱以上の地震があった場合」はどのように放送されるのでしょうか。個人的には下記の順番と考えていますが、どうでしょうか（あくまで推測です）。

1. 緊急地震速報
2. 緊急警報放送（津波警報）
3. NHK臨時ニュースのチャイムは無し?で、そのまま緊急警報放送と地震情報を放送する

最近のNHKの報道を見ていると、津波関連の情報が地震の震度情報よりわずかに早いので、このように推測しています。【後日補足】2011年3月11日（金）の東日本大震災では「緊急地震速報」→「NHK臨時ニュースのチャイム」→「緊急警報放送（大津波警報）」の順でした。

なお、NHKの緊急地震速報のシステムはテレビ・ラジオで若干異なるようで、下記の違いがあります（2008年6月14日（土）12:28の緊急地震速報の例）。

• テレビ：緊急地震速報のテロップ［緊急地震速報（気象庁）／岩手県で地震 強い揺れに警戒／岩手 宮城 秋田］が表示されると同時に（緊急地震速報のチャイム）。「緊急地震速報です。強い揺れに警戒してください。」（緊急地震速報のチャイム）「緊急地震速報です。強い揺れに警戒してください。」。
• ラジオ：（緊急地震速報のチャイム）「緊急地震速報です。岩手県で地震。次の地域は、強い揺れに警戒してください。岩手県。宮城県。秋田県。緊急地震速報です。岩手県で地震。次の地域は強い揺れに警戒してください。岩手県。宮城県。秋田県。緊急地震速報でした。」（緊急地震速報のチャイム）。

【2010年3月補足】ラジオは若干アナウンスが変更になっています（2010年2月27日（土）の緊急地震速報の例）。「（緊急地震速報のチャイム）緊急地震速報です。沖縄本島近海で地震。次の地域は、強い揺れに警戒してください。沖縄本島・奄美諸島。緊急地震速報です。沖縄本島近海で地震。次の地域は、強い揺れに警戒してください。沖縄本島・奄美諸島。緊急地震速報でした。該当する地域の方々は、倒れやすい家具などから離れ、テーブルの下などに入って身を守ってください。車を運転中の方は、慌てずに車をゆっくり止めてください。上から落ちてくるもの、倒れてくるものに気を付けてください。地震の詳しい情報は入り次第お伝えします。（緊急地震速報のチャイム）」

【2021年3月補足】続報がある場合のラジオ緊急地震速報（2021年2月13日（土）の緊急地震速報の例）。「（緊急地震速報のチャイム）緊急地震速報です。福島県沖で地震。次の地域は、強い揺れに警戒してください。宮城県、岩手県、山形県、福島県、茨城県。緊急地震速報です。福島県沖で地震。次の地域は、強い揺れに警戒してください。宮城県、岩手県、山形県、福島県、茨城県。緊急地震速報、続報です。次の地域は、強い揺れに警戒してください。東北、関東、新潟県。緊急地震速報、続報です。福島県沖で地震。次の地域は、強い揺れに警戒してください。東北、関東、新潟県。緊急地震速報でした。該当する地域の方々は、倒れやすい家具などから離れ、テーブルの下などに入って身を守ってください。車を運転中の方は、慌てずに車をゆっくり止めてください。上から落ちてくるもの、倒れてくるものに気を付けてください。地震の詳しい情報は入り次第お伝えします。（緊急地震速報のチャイム）」

少なくとも緊急地震速報は全波サイマル放送とは言えない（完全一致では無いという意味）ようです。また、テレビは現在放送中の番組の音声は消さずに緊急地震速報を報じますが、ラジオは現在の番組の音声を消して緊急地震速報を報じます。

ところで、今までの緊急警報放送や臨時ニュースは災害が発生してから数分の猶予があるので、NHKアナウンサーはサイマル放送開始まで若干の心の余裕があると思いますが、この緊急地震速報は突如発生するので、生放送番組中のNHKアナウンサーは動揺無くアナウンスするのはとても大変だと思います。訓練されているとは思いますが、ご苦労様です。(^^;

緊急地震速報の導入

テレビ・ラジオ各社で緊急地震速報を「開始する」「開始する方向で検討」などのさまざまな報道が流れていますが、各社の緊急地震速報の対応を述べているホームページを掲載します。

テレビ

放送局名	URL	補足
NHK	http://www.nhk.or.jp/bousai/
日本テレビ	http://www.ntv.co.jp/saigai/jishinsokuho.html
〃	http://www.ntv.co.jp/info/press/pdf/press58.pdf	2007年9月18日日本テレビ 定例会長社長記者会見
〃		2008-03-16 あなたと日テレでの解説あり
テレビ朝日	http://www.tv-asahi.co.jp/bosai/contents/jishin/index.html
TBS	調査中
テレビ東京	http://www.c-direct.ne.jp/tvtokyo/jpn/getsurei/getsurei_text.asp?ID=82	島田社長9月定例会見
フジテレビ	http://wwwz.fujitv.co.jp/jishin/index2.html
〃	http://www.fujitv.co.jp/cgi-bin/rss/fnnnewsFrame.cgi?URL=headlines/CONN00119193.html	FNN HEADLINESより
〃		2007-10-06 5:37 週刊フジテレビ批評での解説あり

緊急地震速報とデジタル放送の遅延

緊急地震速報の仕組みについては当ページでは割愛しますが、数秒の違いが重要であるというのは理解しているかと思います。

しかし、地デジ放送はアナログ放送と比較して2～3秒の遅延、ワンセグは4秒程度の遅延があります。この遅延は結構重要なものかと思いますが、テレビ各社あまり広報していないようです。

【後日補足】この遅延を回避するために、NHKでは2010年8月23日（月）より、地デジの文字スーパーを使って（どういう仕組みかは不明ですが、遅延がほぼ無いデータ領域を使う）速報を流すようにするようにしました。緊急地震速報が発生すると、画面中央上部に赤色で「緊急地震速報」と表示、同時に「ポーン」という奇妙な音を鳴らし、その数秒後に緊急地震速報のチャイムと地図付きのスーパーが表示されます。

詳細は http://www.nhk.or.jp/bousai/quick.html に記載されています。

緊急地震速報を出す際の基準（放送局）

緊急地震速報を出す際の各放送局の基準をまとめてみました（ホームページ情報や、過去の実績による推測）。

NHK：

• 気象庁からの緊急地震速報を受信

東京民放5社、TOKYO MX：

• 気象庁から緊急地震速報を受信し、かつ関東が該当

テレ玉：

• 気象庁から緊急地震速報を受信し、かつ埼玉、東京（島しょ部除く）で震度5弱以上

tvk：

• 気象庁から緊急地震速報を受信し、かつ関東、甲信、東海、伊豆諸島が該当

TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、ラジオ日本、TOKYO FM、J-WAVE、NACK 5

• 気象庁から緊急地震速報を受信し、かつ関東で震度5強以上

FMヨコハマ

• 気象庁から緊急地震速報を受信し、かつ神奈川、東京（23区・多摩）、埼玉、千葉、山梨（東部・富士五湖）、静岡（伊豆・東部）で、震度5強以上

bayfm：

• 気象庁から緊急地震速報を受信し、かつ千葉県とその周辺地域（※定義不明）で震度5強以上

FM GUNMA：

• 気象庁から緊急地震速報を受信し、かつ群馬で震度5強以上

とちぎテレビ：

• 放送実施（※基準不明）

群馬テレビ：

• 気象庁から緊急地震速報を受信し、かつ群馬が該当（※推測）

チバテレ：

• 気象庁から緊急地震速報を受信し、かつ千葉が該当（※推測）

レディオ・ベリー：

• 気象庁から緊急地震速報を受信し、かつ栃木で震度5弱以上（※推測）

LuckyFM、栃木放送、InterFM：

• 不明

※上記の緊急地震速報とは、「一般向け」「緊急地震速報（警報）」のことです。

阪神大震災と緊急警報放送

阪神大震災（1995年1月17日）の時に緊急警報放送があったのではないか、という話題がインターネットの掲示板などでたまに登場します。しかしながら、大勢の人が閲覧する掲示板なのに確実な結論が出ないというのは少々不自然です。

現時点で、インターネット上に残されている情報としては下記の2点が代表的です。

• 緊急警報放送（EWS）とは?、より「『ちなみに阪神大震災発生時には、NHK総合TVにて6:38?頃、大阪府知事の要請により緊急警報信号が発報されました』ゲストブックより。警報信号のデータがないので県域が大阪府かどうかハッキリわかりません。※NHK関係者の情報によると放送した事実は無いそうです。ゲストブックより。」
• Wikiより「1995年1月 阪神・淡路大震災（災害発生に伴う兵庫県知事からの要請と言われるが、NHKにこのときの送出記録は残っていない。しかし関西圏の視聴者は緊急警報放送があった事を確認している。）」※注記：青色部分は、2006年9月に追加された。 2007年7月に削除された。

「大阪府知事の要請」「兵庫県知事からの要請」などと情報が交錯しています。また、情報源が書かれていないのも気になります。というわけで、当方の出来る範囲で調べてみました。

結論

• 「津波警報の発令も都道府県知事のからの要請もなかったため、放送はしなかった」（NHK広報室）
• 情報源：書籍「阪神大震災 1995.1.17［新聞記事データベース］7-49 135ページ」

結論に至までの調査過程・考察

1. 「大阪府知事の要請」「兵庫県知事からの要請」と情報が交錯しているのは不思議である。
2. NHKに送出した記録が残っていない、ということは同じ。
3. 1.の件について、書籍「大震災とたたかう男 兵庫県知事・貝原俊民の挑戦 角間隆／著」を読んだが、兵庫県知事の地震発生時から県庁登庁（8時20分）の行動を読むと、緊急警報放送に関する記述は無いどころか、被害状況すらほとんど把握していない状態である。この状態で緊急警報放送を要請するとは考えにくい。
4. 2.の件について、NHK以外も考えられると思い「阪神大震災の被災者にラジオ放送は何ができたか 毎日放送／著」を読んだが、緊急警報放送に関する記述は無かった。
5. 2.の件について、書籍「NHK年鑑 1995年版」を読んだが、緊急警報放送を実施したという記述は無い。
6. 1.の件について、大阪府に質問したところ「放送要請については、行なっていません。」との回答だった。
7. 最終的には「阪神大震災 1995.1.17［新聞記事データベース］」にて、緊急警報放送はしなかったという記事を見つけ、終了。

しかし結果的に緊急警報放送は無かったのにもかかわらず、どうして「6:38?頃」「知事からの要請」という話しが出てくるのか気になり、さらに詳しく調べてみました。

1. 阪神大震災翌日の朝（1995年1月18日）に兵庫県知事が被災者、県民、国民への緊急呼びかけをNHKを使って行ったとの記述を発見（兵庫県ホームページ 防災情報 → 阪神・淡路大震災 → 阪神・淡路大震災の1カ月の記録 より）。
2. 具体的には「本部長（知事）から被災者、県民、国民への緊急呼びかけ等」「NHK全国放送（18日5時40分）」「緊急記者会見（同6時20分）」などと書かれてる。
3. 書籍「大震災100日の記録 貝原俊民／著」にも、この18日朝に関する記事がある事を確認した。
4. これらの事は、書籍「NHK年鑑 1995年版」にはほとんど触れられていない（兵庫県庁という記述のみ）。
5. 兵庫県へ「この放送は災害対策基本法第57条の規定によりNHKに放送を求めたのか」という質問をしたところ、「法に基づいたものではなく、県からNHKに対して依頼して実現したものであるようです。」との回答。
6. NHK神戸放送局にもほぼ同様な質問を送ったが、全く返事無し。
7. 兵庫県地域防災計画を見ると「災害時における放送要請に関する協定」がある。また、この中には「緊急警報信号による災害に関する放送の要請については、この協定に定めるところによるほか、別にとりかわす覚書の定めるところにより実施する。」と書かれている。その覚書とは「緊急警報放送の要請に関する覚書」である。
8. 5.の回答中の「依頼」とは、「災害時における放送要請に関する協定」に基づくものであるとも解釈できる。
9. 書籍「阪神・淡路大震災 その時、NHKは」にて1995年1月18日の放送を調査したが、NHK総合テレビでは5:55～6:00が気象、6:00～6:25が兵庫県南部地震続報（全国）となっている。ラジオ第一では、5:30～5:55が「地震情報」、6:00～6:25が「地震情報」となっている。この中で実際に放送されたのかどうかは不明。

という事で現時点までの判明分はここまでです。以上の事からこの放送を緊急警報放送と誤認した話（緊急放送であって、緊急警報放送ではない）なのではないかと推測出来ます。なお、この放送の情報をお持ちの方がおりましたら、是非お寄せください。

昭和天皇危篤・崩御、新元号決定時のチャイム

震度6弱以上を観測した時など、NHKが現在放送中の番組を中断し、全ての放送波で同一の放送を実施（全波サイマル）する際に流れるチャイム音を「臨時ニュースのチャイム」と当サイトでは呼んでますが（他にも全中チャイム、サイマルチャイムなど）、昭和64年1月7日に天皇危篤・崩御、新元号決定時の際にもこのチャイム音が流れました（計3回）。

この時のチャイム音が二重に聞こえるなど、通常時と異なるため、ネット上では「NHKの緊急放送チャイム3段階のうちの2段階目ではないか」「NHK緊急放送チャイム新検証⇒チャイム音2度押し説」、さらには「NHKの緊急放送チャイムは3段階あるは本当か？」などという検証ブログまで登場する有様です。

しかし個人的にはどうもピンとこない（チャイム音の検証のみで全波サイマルという視点での検証が少ないため）ため、少し調べているうちに下記の仮説を導き出しましたが、真相はいかに？！

仮説：

• テロップ（6:36臨時ニュース、7:57天皇陛下崩御、新元号決まる）を出すと同時にあらかじめ準備されたチャイム音を鳴らし、これに全波サイマルを意味する臨時ニュースのチャイムが流れたために、二重に聞こえた。

調査過程・考察・雑感：

• 焦って2度押ししたという説もあるが、3回も焦って押すとは思えない。
• 仮に2度押しだったら、前の音は途切れ、新たに音が流れ始めるのが、システム上、自然だと感じる。
• そもそも2度押しはシステム的に考慮されていないと感じる（チャイム音を流すための仕組みではなく、全国のNHK全ての放送波を同一の放送とする重要なシステムであるため）。
• ブログ「チャイム入り臨時ニュースを3回放送した日」には、サイマルが実施されたとの具体的な記載がある。
• ラジオライフ2022年12月号別冊にも、全波一斉サイマルが実施されたとの具体的な記述がある。
• 3度流れたチャイム音は、いずれも二重に聞こえるが、その重ね具合はいずれも異なる。
• 元NHKアナウンサーのブログに「大きく昭和天皇崩御と書かれたタイトル文字とチャイム音と決まっていた。」との記載を発見。
• NHK総合以外のメディアの映像（教育など）が残っていると検証しやすいと思います（どのタイミングでサイマルになるか、など）。

緊急警報放送受信機「RF-K1」使用レポート

緊急警報放送受信機「RF-K1」を入手しましたので、簡単にレポートします。

感想

1. 単体での感度はあまり良くない。
2. 取り付け位置に悩む。
3. 普段はラジオとして利用出来るのは良いが、NHK-FMまたはTVの1～3chのみ（しかもFM、TVは自動設定で選択不可）しか受信出来ないというのは痛い。

1.ですが、コンセントに差し込むとそれがアンテナになるとの事ですが、当方の環境ではあまり効果がなく、結果的に乾電池収納部内にあるリードアンテナ線を延ばして使用しています。また、人の体がアンテナになってしまうので、設置後、手を離すと急に受信感度が悪くなってしまうことがしばしばです。2.ですが、この受信機は壁際の家庭用コンセントにそのまま差し込むことを想定していますが、それが出来ない場合は形状の関係でなかなか良い取り付け位置が見つかりません。3.ですが、当方の環境ではNHK-FMとなってしまいます。

不思議な仕様

1. NHK-FMまたはTVの1～3chのみしか受信出来ない。さらに、FM、TVの利用者側の選択は不可能。
2. 使用する前に、地域コードをディップスイッチで設定する。
3. 地域コードですが、長野、広島、愛媛については細分化されている。
4. 乾電池を入れない場合の動作は、想定していない?

1.についてですが、製品開発時にAMという選択肢はなかったのでしょうか。2.についてですが、これは本体内部に地域コードに対するNHK-FMの周波数がインプットされているようです。少なくとも群馬県内では、前橋（牛伏山）、草津、長野原の各中継局を自動認識しました。ただ中継局が新設された場合は、自動的認識する事は無いと思います（三波川、万場中継局など）。4.ですが、電池を入れない状態で停電が起こると当然使用出来なくなりますが、停電復帰後に自動的に電源が入りません。【後日補足】当方の誤認。しばらくすると電源が入ります。

試験信号を受信した場合の動作（感度良好時に確認）

1. 1.5秒間隔・計4回のピロピロ音の1回目を受信直後に試験信号と認識し、確認音「ピピ」が数回鳴りました。
2. 「試験」ランプ（オレンジ色）が点滅し続けます（9時間）。

写真集

• テーブルタップに接続した例（ちょっと不安定）
• 試験信号を受信した場合（試験ランプが点滅）
• 本体背面部分（フタを開けた状態）
• 受信機の箱（左側面）
• 受信機の箱（右側面）

裏技

• エフエム群馬（86.3MHz）を聞く方法：ディップスイッチの設定を「岡山」にし、選局ボタンを押すと受信可能です（※もちろん緊急警報放送は受信出来ません）。
• 要は、受信したい周波数がNHK-FMで利用されているかどうかを調べ、利用されている地域の地域コードを設定すれば、FM放送が受信出来るという事です。ただし、NHK-FMがFM放送のすべての帯域に周波数割当があるわけではないので、必ずこの技が使えるとは限りません。

中継局新設地域の設定方法

おまけ

• 付属されていた乾電池の使用期限は「12:99」でした。

緊急警報放送対応「RF-U350」使用レポート

緊急警報放送対応FM-AM 2バンドレシーバー（ラジオ）「RF-U350」を入手しましたので、簡単にレポートします。

総論

• 緊急警報放送の受信仕様に致命的な欠陥があると感じた。NHK-FM以外の放送局を頻繁に聞く人には向かない。

気になった事

• 緊急警報放送の待機設定が非常にシビア。NHK-FMをノイズなしに受信しているにもかかわらず「タイキセッテイ　エラー」を表示する事があります。ラジオをある場所に固定する場合は良いのかもしれませんが、部屋の中で移動する場合は毎回チェックした方が良いかもしれません（取扱説明書にもその旨記載）。
• 緊急警報放送の待機受信中は「緊急警報」と書かれた左のランプがオレンジ色に点灯するが、非常に紛らわしい。「緊急警報」と書かれた右側の「待機」を点灯させるべきだと思います。
• 緊急警報放送の待機受信中のランプが点灯しているにもかかわらず、緊急警報放送の試験信号を認識しなかった。（もしかすると、試験放送時にラジオが電源ON状態で、NHK-FM以外の局を受信していると作動しないのかもしれません。取扱説明書を見てもそのように受け取れます。もしそうだとすると、凄く不便なラジオかもしれません。）【追記】その通りの仕様でした。試験放送に限らず、本番放送時もそのような仕様ですので、ラジオを頻繁に聞く人（特にNHK-FM以外を良く聞く人）には不向きなラジオです。また、電源ONの時、緊急警報と書かれたランプが点灯するが、この仕様では全く無意味だと思います。むしろNHK-FM以外を聞いている時はそのランプは消灯させるべきだと思います。
• 液晶パネルが点灯しない。
• 音量ダイヤルを回転させると妙に傾くのが良くわかる。1万円もする製品でこの部品品質はいただけません。ちなみに選局ダイヤルも同等。
• 持ち運ぶ際に、ハンドルを使用するようにとのことだが、ハンドルを持った状態で持ち上げると、本体が斜めになってしまうので、何となくバランスが悪い。本機は乾電池を入れると意外と重いので、なおさらそのように感じます。
• 自動選局機能は良いと思ったが、かなりシビアで、良好に受信していないと素通りしてしまいます。
• AC-IN端子が本体背面にあったのには個人的に不便だった。本体背面だと、コードのために余分な空間が出来てしまう。本体側面を希望。
• 「タイキ　サイカクニン」の表示が出たが、この状態で緊急警報と書かれた部分の左側のランプが点灯していた。待機しているのかしていないのか、良くわからない。

良いと思った点

• ボリュームは実質的にデジタルで、調整がし易かった。

おまけ

• 当初はこのRF-U350を購入してRF-K1を引退させようと思ったのですが、緊急警報放送の機能が不安でRF-K1を手放せない状態です。(^^;【追記】RF-U350を引退させました。(^^;

2005年8月16日（火）宮城県沖地震

2005年8月16日（火）11:46頃、宮城県沖で地震が発生し、宮城県南部で震度6弱が観測されました。当方自宅にいましたが、かなり長い間、震度3～4程度の揺れを感じました。その際の当方の行動、およびNHKの地震報道をレポートします。

地震発生直後の当方の様子

1. なんとなく揺れを感じる。
2. かなり長い間横揺れを感じる（1分以上）ので、ドアを開けて避難準備体制に。また、ラジオをNHK第一にする。
3. NHKラジオ第一にて、高校野球中継の合間に「ただいま東京のスタジオで揺れを感じて～」と言い始める。
4. NHKテレビ（確かNHK総合）にて「午前11時46分頃東北地方で強い地震がありました」「揺れが強かった沿岸部では念のため津波に注意してください」「震度3以上の地域は次の通りです」とテロップが表示され、震度3以上の場所が表示されないまま、チャイムが流れて臨時ニュースとなった。

11:49頃のチャイム+臨時ニュース以降のNHK東京の送出の様子

• ※1：チャイムが鳴った場合は、NHKの全ての放送波で同一放送を実施する。
• ※2：教育テレビ、衛星第二は津波注意報を表示しながら番組を放送した。
• ※3：FMでは通常番組を取りやめて高校野球中継を実施し、随時地震関連ニュースを放送した。
• ※4：ラジオ第二は、通常番組にあわせて12:35というタイミングで元に戻った。
• ※5：衛星第二は、関東ローカル枠ニュースをそのまま放送した。
• ※6：総合テレビは、地方によっては14:00から高校野球のところがあったかもしれません（詳細未確認）。また、FMが通常番組に戻ったので15:00（推測）までの間、ラジオでは高校野球を聞けない状態が続きました。

2006年11月15日（水）千島列島沖地震

2006年11月15日（水）20:15頃、千島列島沖で大きな地震があり、津波警報が出されました。よって、NHKでは緊急警報放送を実施しました。その際の当方の行動、およびNHK緊急警報放送の様子をレポートします。

※時刻を若干修正しました（2006年11月26日）

当方の様子

1. 20:30頃、NHKラジオ第一放送で通常通りの番組を放送していたのに、突然無音状態になる。
2. いきなり緊急警報信号（ピロピロ）が流れ始める。とっさに緊急警報放送受信機RF-K1の方を眺める。
3. 少ししてからRF-K1から大音量で緊急警報信号が流れ始めると共に、警報ランプが点灯する。思ったよりかは爆音ではなかったが、やはりうるさいので、すぐにサイドにあるボタンを押して通常の音量にする。
4. すぐに、デジタルテレビとデジタルHDDレコーダーの電源を入れるが、立ち上がりが遅いので、V402SH（携帯電話）のアナログでNHK総合を視聴する。
5. 津波警報とのことだが、何が原因・理由なのかがわからなかったので、当初は「誤報か?」と疑っていた。
6. デジタルHDDレコーダーでNHK総合デジタルを録画開始する。（20:32頃）
7. RF-K1で警報ランプが点灯する事は滅多に無いので、写真撮影。(^^;（20:34頃）
8. 緊急警報放送の件を携帯電話である方にメール送信。（20:34頃）
9. とにかく津波警報の原因がわからないので、他のテレビ局に選局するが、やはり津波警報のテロップが出ている。
10. その後ようやく地震による津波だという事が判明する。
11. 実は、ちょうどホームページ作成プログラムの更新中で、なおかつバックアップをHDD内に保存していなかったので、慌てて外部媒体からバックアップしたプログラムを復元し、ホームページに臨時ニュースをアップロードした。（20:40頃）。初動体制の遅れ（ミス）と、動揺が激しかったことは今後の課題である。

NHK全波の様子（アナログBSは未調査）

NHK緊急警報放送の様子

• 20:30頃から緊急警報信号を伴って放送開始した。
• 緊急警報信号終了後、20秒程度の無音状態が続く。
• その後「ここでニュースをお伝えします。津波警報、津波注意報が出ました。」とのアナウンスで第1波到達予想時刻・予想高さの画面がしばらく表示される。
• 20:39頃に初めて地震の情報が入った。（■後日コメント：緊急警報信号実施時、画面の一番右上（ワイドまたはハイビジョンでないと確認できないと思われる）にかすかに震源と思われる×印があるので、津波の原因である地震の情報提供が遅すぎるのではないか?）
• 20:43頃に緊急警報信号の終了信号が流れた。
• NHK全チャンネルで同一放送を実施した（ラジオ第二は英語放送を実施・BSアナログは当方未確認）
• 21:53～21:57頃はラジオ第一・FMにて独自の放送を実施した。
• 22:00過ぎは、NHK総合・BS1が津波関連ニュース。教育・BS2・BS-hiは通常番組。ラジオ第一・FMはラジオ独自津波関連ニュース。ラジオ第二は引き続き総合の副音声（英語放送）を放送した。
• その後は確認していない。

2007年1月13日（土）千島列島沖地震

2007年1月13日（土）13:24頃、千島海溝で大きな地震があり、津波警報が出されました。よって、NHKでは緊急警報放送を実施しました。

当方外出中であり、ある集落のアナログテレビ受信状況を確かめようと思って(^^;、たまたま広帯域受信機でテレビの音声を聞くと、津波警報・注意報に関する情報を報道していました。その後、14:00頃に終了信号が流れたのを確認しました。開始信号から終了信号まで30分以上というのは珍しいかもしれません。

2007年3月25日（日）能登半島地震

2007年3月25日（日）9:42頃、能登半島で地震が発生し、震度6強が観測されました。当方自宅にいましたが、NHKの臨時ニュースの様子をレポートします。

当方の様子

1. NHKラジオ第一放送で津波注意報が発表されたとのことなので、慌ててテレビ（NHKデジタル総合）をつける。
2. すると、津波注意報の画面が映されながら、9:44にチャイムが流れた。「津波注意報でチャイム?」と不思議に思ったが、この直後に「震度6強の地震」であることが判明した。

NHKの臨時ニュースの様子（一部不明確な部分があります）

• 9:44からチャイムを伴って全波臨時ニュース開始。
• 10:30に、教育、NHK-FM、BS-hiは通常番組に戻る。
• 10:50からラジオ第一は独自放送に移る。

2007年10月1日（月）神奈川県西部の地震

2007年10月1日（月）2:21頃、神奈川県西部でマグニチュード4.9の地震があり、神奈川県箱根町で震度5強、小田原市で震度5弱の地震がありました。ちょうど一般向けの緊急地震速報が開始される日（実際には朝9時から）でもあるため、当日はNHKラジオでこの地震と緊急地震速報について詳しく説明していましたが、その様子をレポートします。

「今日午前9時から緊急地震速報の一般向けへの発表が始まりますが、今回の地震について気象庁は、震源が内陸で浅く、揺れが早く伝わったため、仮に情報を出しても間に合わなかったと説明。今回の地震では震源に近い地震計が最初の小さな揺れを捉えて、地震発生から3.9秒後に最大で震度4の揺れになるという予測が出ました。その後、他の地震計でも揺れを観測し、地震から32秒後には最大の揺れは震度5弱になるという予測になりました。しかし、震度5強を観測した神奈川県箱根町や震度5弱の小田原市では地震発生から2、3秒後に強い揺れが到達しており、仮に緊急地震速報が発表されたとしても間に合わなかったということです。気象庁は、今回の地震のように震源が内陸で浅い場合には、緊急地震速報が間に合わないことがある。技術的限界があることも知って欲しい。」

ということで何とも皮肉な地震でした。しかし、被害等があまり報道されていませんでしたが、実際どうだったのでしょうか。

2008年5月8日（木）茨城県沖の地震

2008年5月8日（木）1:45頃、茨城県沖でマグニチュード7.0の地震があり、栃木県茂木町や茨城県水戸市で震度5弱を記録しました。

その時の当方の様子を簡単にレポートします。

• 1:02頃の地震で目が覚める。暫く熟睡できない状態で、1:45の地震を迎える。
• 随分と長い地震だなぁ、、、と思い、揺れが収まる頃にNHKラジオ第一で緊急地震速報のチャイムが流れるのを聞いた。

また、NHK総合では下記の模様でした（1:44頃より）。

• 1:02頃の地震ニュースを放送し始める（担当アナ：金子哲也）。
• 地震ニュース中にスタジオで揺れを感じる。アナウンサー「今もスタジオが揺れています。今も東京渋谷、NHKのスタジオが揺れて、カメラが揺れているのがわかります。NHK渋谷のカメラが揺れています。えー、先ほどの午前1時2分頃の」。
• ここで、緊急地震速報のテロップ［緊急地震速報（気象庁）／茨城県沖で地震 強い揺れに警戒／千葉 宮城 福島 茨城 栃木／群馬 埼玉 東京 神奈川］が表示される。（緊急地震速報のチャイム）「緊急地震速報です。強い揺れに警戒してください」（緊急地震速報のチャイム）「緊急地震速報です。強い揺れに警戒してください」。※速報の間にアナウンサーが横?下?から何か（緊急地震速報用の原稿?）を準備する。
• アナウンサー「今、緊急地震速報が出ました。今、緊急地震速報が出ました。次の地域では強い揺れに警戒してください。千葉県」
• 千葉県まで読み上げた直後、なぜか1:47開始の定時番組が始まる。(^^; 緊急地震速報のテロップもすぐに消える。
• 番組のオープニングが終わる頃、画面上部に［茨城県沖で地震 強い揺れに警戒／千葉 宮城 福島 茨城 栃木／群馬 埼玉 東京 神奈川］と表示される。
• その後は画面上部に地震関連のテロップが表示され続け、1:49:30過ぎに再度地震ニュースとなる。

ということで、緊急地震速報と特設ニュース番組との連携に課題を残す結果となりました。

2008年6月14日（土）岩手・宮城内陸地震

2008年6月14日（土）8:43頃、岩手・宮城内陸地震があり、最大震度6強を観測しました。

その時の当方、およびNHKの放送の様子を簡単にレポートします。

• TBSラジオで外山惠理アナウンサーがスタジオが揺れている事を話している。
• 慌ててNHKラジオ第一にする。すでに地震関係のニュースとなっていた。
• 8:46頃に臨時ニュースのチャイムが流れたので、震度6以上の地震だと気がつく。
• NHKは全波サイマル放送開始。NHK総合・NHKラジオ第一・第二・NHK-FMを確認。
• 9:09:50頃、NHK-FMにて、このあとラジオはラジオ独自の放送となる旨をアナウンス。
• 9:10からNHKラジオ第二は気象通報。NHKラジオ第一とNHK-FMは同時放送。
• 9:20緊急地震速報を確認。
• NHK-FMは9:30から通常番組に戻る。
• NHK総合のお昼のニュースで、8:43～8:44の緊急地震速報の様子（畠山アナ）の様子が少し映る。
• NHK総合にて、12:28に緊急地震速報のチャイムが流れる。

2008年7月24日（木）岩手県沿岸北部の地震

2008年7月24日（木）0:26頃、岩手県沿岸北部の地震があり、最大震度6強を観測しました。

その時の当方、およびNHKの放送の様子を簡単にレポートします。

• 自宅が揺れていることに気がつき目が覚め、慌ててラジオをつけ、NHKラジオ第一放送を聞く。
• すでに地震に関する話になっていた。
• アナウンサーの背後で「震度6!」と聞こえた後、チャイムが鳴り臨時ニュースとなった。
• NHKラジオ第一、第二、NHK-FMで同一の放送であることを確認した。

2009年8月11日（火）駿河湾の地震

2009年8月11日（火）5:07頃（NHKが速報した「午前5時6分ごろ」は誤り?）、駿河湾の地震（静岡県沖の地震）があり、最大震度6弱を観測しました。

その時の当方、およびNHKの放送の様子を簡単にレポートします。

1. 自宅が揺れていることに気がつき目が覚め、NHKラジオ第一放送で緊急地震速報のチャイムが鳴っている事を確認。
2. NHKラジオ第一では、女性アナウンサー（江崎史江アナ?）が「緊急地震速報が出ました。強い揺れに警戒してください。静岡・神奈川・山梨です。」と繰り返しアナウンスする。
3. その後、臨時ニュースのチャイムが鳴り、全波サイマルの臨時ニュースとなった。
4. NHK総合、NHKラジオ第一、第二、NHK-FMで同一の放送であることを確認した。（NHKラジオ第二は、いつ電波が出たのか不明。また他波は未確認）
5. サイマル放送は、5:49または5:50まで継続（どちらか失念）。その後、ラジオ3波は独自の地震情報番組となった。
6. 6:00にラジオ第二・NHK-FMは定時番組に戻る。なおNHKラジオ第二では、6:00前のコールサイン読み上げは無し。
7. NHKラジオ第一は、6:30のラジオ体操は通常通り放送。やはり優先番組か?

2010年2月27日（土）沖縄本島近海の地震

2010年2月27日（土）5:31頃、沖縄本島近海の地震があり、最大震度5弱を観測し、津波警報が発令されました。

当方の様子

1. 爆睡しており、緊急地震速報のチャイムは気がつかなかった（補足：NHKラジオ第一は24時間365日受信体制）。
2. 緊急警報放送受信機RF-K1から、緊急警報放送の開始信号が爆音で流れて目が覚め、慌ててボタンを押しボリュームを通常状態に戻す。
3. 5:35頃には、NHKラジオ第一、ラジオ第二、FM、NHKデジタル総合・教育・デジタルBS1・BS2・BS hiの様子を確認できた。

NHKの報道の様子をまとめてみました（一部は推測）

• ※1：放送開始の前のため、ラジオ第二で緊急地震速報が流れたかどうかは不明。
• ※2：余談ですが、開始信号が鳴り終わってからアナウンサーがしゃべりだすまでの一瞬の沈黙が、緊急警報放送で最も怖い瞬間です。
• ※3：ラジオ第二では、多言語の緊急警報放送を初めて実施（従来は英語のみだったが、2007年12月1日から中国語・韓国語・ポルトガル語を追加して運用開始）。
• ※4：緊急警報放送の終了信号を流す前に「NHKではこのあとも引き続き、地震・津波についての情報をお伝えします。」とアナウンス。
• ※5：多言語放送は、自動音声以外にも6:29頃には英語による生読みを実施していた事を確認（詳細不明）。
• ※6：ラジオ体操は中止。

フジテレビ（デジタル）の様子（新・週刊フジテレビ批評の生放送中）もまとめてみました。

• 5:33 「FNN地震情報」の音付きスーパー。「午前5時31分ころ地震がありました 震度4 鹿児島県奄美南部」・・・
• 5:36 「FNN津波情報」の音無しスーパー。「次の沿岸に津波警報が発表されました」・・・
• 5:37 画面右側に津波警報・津波注意報の地図。
• 5:38 「FNN地震情報」の音無しスーパー。「午前5時31分ころの地震の情報です 震度5弱 糸満市」・・・
• 5:40 ようやくアナウンサーから地震および津波警報の速報。

※緊急地震速報も緊急警報信号も流れませんでした。ただ南大東島ではフジテレビが見れると思うので、生放送なのだからもう少し早くアナウンサーから津波警報・注意報のアナウンスをした方が良かったのではないでしょうか?

2010年2月27日（土）チリ大地震

2010年2月27日（土）日本時間 15:34頃、チリでマグニチュード8.6の地震があり、翌日28日（日）の9時33分、大津波警報・津波警報・津波注意報が発令されました。

当方の様子

1. 諸事情で代車を運転。しかし代車にはカーラジオすらないので、ポータブルラジオをあらかじめ持参してNHKラジオ第一を受信。当初は津波到着の2時間くらい前（11時頃）に警報が発令されるものと思い込んでいたが、9時過ぎに発令されるということで、あわてて家に戻り、9:26頃からNHKデジタル総合を録画開始。
2. 9:30になっても警報が発令されないので、帰宅後の手洗い・うがいをしていたら、緊急警報放送の開始信号が流れた。(^^;
3. その後、NHK全波、および地デジ・BSデジタルの全チャンネルチェックを開始する。

NHK東京の報道の様子をまとめてみました（一部は推測：日時は2010年2月28日（日））

• ※1：緊急警報放送前には、すでに総合テレビ・衛星第二・ラジオはサイマル放送になっていたようです（いつ頃からかは不明）。【後日補足】総合は8時29分、BS2は9時から地震ニュース。結局サイマルになった時間は不明。 なお、緊急警報放送前にNHKは事前に「この後、気象庁が大津波警報と津波警報を発表した時点で、NHKは、テレビラジオ全ての放送で津波警報の情報をお伝えします。」と予告。
• ※2：NHKデジタル総合で緊急警報放送 開始信号を受信しましたが、開始直後の信号音が途切れてます（インターネット上の緊急警報放送を扱うサイトでも同様の指摘）。
• ※3：ラジオ第二では緊急警報放送 開始信号の後、日本語で「大津波警報が出ました。大津波警報が出ました。NHKでは大津波警報についての緊急ニュースを英語を中心に、中国語、韓国・朝鮮語、ポルトガル語でお伝えします。」とアナウンスをした上で、多言語の緊急警報放送を開始した。
• ※4：いつオリンピック放送に戻ったのかは不明。当方が確認した時刻が9:46です。【後日補足】9時45分頃の模様
• ※5：最後まで粘り強く津波ニュースを放送しているのは、NHKラジオ第一です。

その他

• 28日（日）21:00現在、フジテテレビ（デジタル）を選局すると「緊急警報放送 081ch で緊急警報放送を行っています。閉じる」の表示が行われる（当方の受信機はSONY製ハイビジョンHDD・DVDレコーダー）。
• 28日（日）21:00現在、TBS（デジタル）を選局すると、一瞬、通常と異なる動きをしてから、通常の画面が表示される。インターネット上の掲示板の情報によれば、TBS（デジタル）とフジテレビ（デジタル）で緊急警報放送のフラグが立っており、緊急警報放送対応デジタルテレビ（SHARP製など）では、緊急警報放送を実施している旨のメッセージが表示されるようです。
• フジテレビの大津波警報・津波警報・津波注意報の地図表示は、9時35分から翌日の3時10分までだったようです。

2010年9月29日（水）福島県中通りの地震

2010年9月29日（水）17:00頃、福島県中通りの地震があり、最大震度4を観測しました。

その時の当方の様子、および後日談を簡単にレポートします。

1. 会社の事務所におり、急に他の人のケータイが奇妙な音で一斉に鳴り始めたので、直感的に緊急地震速報だと思った。
2. しかし揺れは、全く来なかった。
3. 後日調べると、NHKテレビ系は「17:00:11」、NHKラジオ系は「17:00:12」に緊急地震速報が発報された模様です。
4. インターネット上の各サイトの情報をまとめると、携帯電話での緊急地震速報の発報時刻は「17:00:12」のようです。
5. ケータイでの緊急地震速報について、後日各新聞でいろいろとレポートしていました。

2010年12月22日（水）父島近海の地震

2010年12月22日（水）02:19頃、父島近海でマグニチュード7.4の地震があり、最大震度4を観測しました。この地震により津波警報が発令され、NHKでは緊急警報放送を実施しました。

その時の当方の様子を簡単にレポートします。

1. 熟睡していたのですが、緊急警報放送受信機RF-K1から、緊急警報放送の開始信号が爆音で流れ始めて目が覚め、慌てて側面のボタンを押しボリュームを通常状態に戻す（と思ったのですが、なかなか通常音量に戻らなかったような気がしました。ボリュームが始めから大になっていたのかもしれません）。この時、どういうわけか部屋の電気をつけずに暗闇の中で対応。(^^;
2. NHKラジオ第一、ラジオ第二（緊急警報放送 多国語放送）、FM、NHKデジタル総合、デジタル教育で緊急警報放送の実施を確認できました（BSやアナログは未確認）。
3. 2:40に終了信号が流れたのを確認しました。
4. 終了信号を流す際に、テレビでは画面左下に「引き続き 関連の ニュースをお伝えします」のテロップが表示されました。
5. その後も、地震・津波ニュースをラジオ第一とFMで聞いていたのですが、ラジオ独自放送→テレビ同時放送→ラジオ独自と変化するのを確認できました。ただその際、緊急警報放送受信機RF-K1では、ラジオ独自となった時に音声が小さく聞こえました。テレビ同時放送の時とは明らかに音声レベルが違いました。
6. NHKの地震・津波ニュースの中で、「大きな地震」という表現を使っていたのが印象的でした（緊急警報放送終了からしばらく経過後にこの言葉を使用）。「やや強い地震」は震度4、「強い地震」は震度5弱以上というのは有名ですが、「大きな地震」という表現は初めて（?）聞いたような気がします。【後日補足】「大きな地震」については、以前から使っていたようです（恐らくマグニチュード7以上の地震）。
7. 東京民放5社もチェックしました。日テレは、なぜか小笠原諸島が表示されていませんでした。テレビ東京は、津波到達時刻を画面上に表示していました。前回の大津波警報の時といい、今回の対応といい、テレビ東京は災害報道に力を入れている様子が伺えます。
8. その後、緊急警報放送の恐怖感が抜けずに、あまり良く眠れませんでした。(^^;

2011年3月11日（金）東北地方太平洋沖地震

2011年3月11日（金）14:46頃、三陸沖でマグニチュード9.0（7.9→8.4→8.8→9.0に修正）の地震があり、最大震度7を観測しました。この地震によりNHKでは緊急地震速報、臨時ニュースのチャイム、そして大津波警報が発令され緊急警報放送を実施しました。

その時の当方の様子を簡単にレポートします。

1. 近所の店に出かけており、長い揺れを感じる。なかなか揺れが収まらないどころか、さらに強くなる一方。店の裏側や天井の方から「ドタン」という音がして、店を覆っているガラスも激しく揺れ、今にも割れそう。ただ事ではないと思ったので、従業員とお客全員でいったん外に避難する。
2. 揺れがおさまり、テレビ（NHK総合）を見ると「震度7 宮城北部」というあり得ない震度が出ている（震度7の速報は初めてかもしれません）。
3. 間もなく、大津波警報が発令される。しかも予想される津波の高さが「宮城県 6m」となっている。NHKアナは「海岸へ近づかないで」レベルのことを言っているが、そういうレベルじゃなさそう。
4. 家（固定電話）に電話しようとしても、ソフトバンクからだとすでにつながらない状態。
5. 家に帰ると、懐中電灯や重い鍋が床に落ちて壊れていた。それ以外は大丈夫そう。本棚の本は斜めになっていた。緊急警報放送受信機RF-K1は爆音で緊急警報放送を流している。
6. 今度は固定電話から携帯電話（au）にかけてみたが、こちらはつながった。携帯電話（ソフトバンク）からの発信はほとんど不可。
7. テレビ（NHK総合）を見ると今度は予想される津波の高さが「10m以上」となっている。NHKも良くここまで準備しているなと感心しつつ、その後に流される映像はもう地獄を見ているような感じでした。（※「10m以上」については、気象庁が「10m以上」と発表するようです）

マスコミが使用している地震名称をまとめてみました。なお、4月1日に政府が「東日本大震災」と命名しましたので、それ以前に各社が使っていた地震名称です。

• 「東北地方太平洋沖地震」（気象庁公式）：テレビ東京
• 「東日本大震災」：日本テレビ・テレビ朝日・TBS・フジテレビ・群馬テレビ・朝日新聞・毎日新聞・産経新聞・東京新聞・日経新聞・共同通信・時事通信
• 「東北関東大震災」：NHK
• 「東日本巨大地震」：読売新聞

疑問点：

• 本震（14時46分）での緊急地震速報の範囲が狭いこと。「宮城県沖で地震 強い揺れに警戒 宮城 岩手 福島 秋田 山形」のみです。
• その後、17時40分までの間、強い地震があったにもかかわらず、一度も緊急地震速報が出ていない。一般向けのみではなく、高度利用者向けすら出ていないのは不思議。機器の故障なのか?

民放の様子：

• 日本テレビ：緊急警報放送実施無し
• テレビ朝日：緊急警報放送実施（正常）
• TBS：緊急警報放送実施無し
• テレビ東京：緊急警報放送実施（第一種緊急警報信号送出説あり）
• フジテレビ：緊急警報放送実施無し

2011年3月11日（金）東日本大震災関連情報

東日本大震災発生後の各種記録です。

ドコモ エリアメール 災害・避難情報：

• 2011年3月14日（月）11時20分：「国民の皆様へ 3月11日に発生した三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、電力需給がきわめて厳しい状況になっていることを受け、本日から、東京電力管内において計画停電が実施されます。本日は初日であり、立ち上がりの午前中は、特に徹底した節電をお願いいたします。皆様のご協力をお願いいたします。 （政府　内閣官房）」
• 2011年3月15日（火）14時00分：「国民の皆様へ 　３月１１日に発生した三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、電力需給がきわめて厳しい状況になっていることを受け、３月１４日から、東京電力管内において計画停電を実施しているところです。本日は気温の低下が予測され、昨日以上に厳しい状況になるものと考えられることから、国民の皆様におかれましては、引き続き徹底した節電をお願いいたします。皆様のご協力をお願いいたします。 （内閣官房（節電啓発等担当））」
• 2011年3月16日（水）14時00分：「国民の皆様へ 　３月１１日に発生した三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、電力需給がきわめて厳しい状況になっていることを受け、３月１４日から、東京電力管内において計画停電を実施しているところです。国民の皆様におかれましては、引き続き徹底した節電をお願いいたします。皆様のご協力をお願いいたします。 （内閣官房（節電啓発等担当））」

放送局関連：

※NHKラジオ第二（菖蒲久喜）の節電は9月22日（木）までと計画されていたが、電力使用制限令が9月9日（金）で解除された事により、9月9日をもって終了した。

おおたかどや山標準電波送信所：

2011年3月11日（金）東京電力の電力使用実績：

地震直後の停電で1000万kW以上も使用量が落ちているのがわかります。

電力情報（3月12日（土）～3月21日（月））：

2011年3月11日（金）地震発生時のNHKの様子

2011年3月11日（金）14時46分に発生した東日本大震災発生時のNHK総合の様子です。聞き取りにくかった部分は推測です。

■緊急地震速報 2011年3月11日（金）14:46:50


（緊急地震速報のチャイム）緊急地震速報です。強い揺れに警戒してください。
（緊急地震速報のチャイム）緊急地震速報です。強い揺れに警戒してください。


［国会中継中のアナウンサー］


緊急地震速報です。
次の地域では強い揺れに警戒してください。
宮城県、岩手県、福島県、秋田県、山形県です。


揺れが来るまでは、わずかな時間しかありません。
怪我をしないように、自分の身の安全を守ってください。
倒れやすい家具などからは、離れてください。
また、上から落ちてくるものに、気をつけてください。


緊急地震速報が出ました。
宮城県、岩手県、福島県、秋田県、山形県です。
怪我をしないように、身の安全を確保してください。
倒れやすい家具などからは、離れてください。


今、この国会でも、揺れを感じています。
先ほど、国会の中の揺れが、まだ続いています。
揺れが始まってから、10秒以上経過しました。


次第にそ


■NHK臨時ニュース 2011年3月11日（金）14:48:17 担当：伊藤健三アナ


（臨時ニュースのチャイム（サイマルチャイム／全中チャイム））


国会中継の途中ですが、地震津波関連の情報をお伝えします。
今東京のスタジオも揺れています。
東京のスタジオも揺れています。［背後でざわつく］


緊急地震速報が出ました。
宮城県岩手県福島県秋田県山形県に、緊急地震速報です。


また今、東京渋谷のスタジオも、揺れを感じています。〔ハイハイ〕
東京渋谷のスタジオも揺れています。［何か言ってる］〔揺れてます〕


強い揺れを観測した地域の皆さんにお伝えします。〔揺れてまーす〕
落ち着いて行動してください。〔揺れてる揺れてる〕
揺れが収まってから火の始末をしてください。〔揺れてるよ！〕
まず上から落ちてくるものや、
倒れてくるものから身を守ってください。〔揺れてるよ〕［スタジオが揺れている音］


現在、東京渋谷のスタジオが、大きく揺れています。〔揺れてるよ〕
東京渋谷のスタジオが、大きく揺れています。〔揺れてるよ！凄い〕


建物の倒壊や山崩れ、崖崩れの恐れがあります。〔揺れてるから！ 揺れてるから！〕
上から落ちてくるもの、倒れてくるものから身を守ってください。〔揺れてるから〕


今、東京渋谷のスタジオが非常に大きく揺れています。
［スタジオが激しく揺れる音］〔揺れてるよ！〕〔東京撮って！！！〕
東京の渋谷のスタジオが、大きく揺れています。〔東京撮って！〕


上から落ちてくるもの、倒れ・て・くる・ものからまず身を守ってください。
揺れがおさまるまで、しばらく安全な場所に居てください。〔東京撮ってよ！〕
揺れがおさまってから火の始末をしてください。〔東京揺れてる！〕


NHKでは新しい情報が入り次第お伝えします。
テレビやラジオのスイッチを切らないでください。


午後2時46分ごろ、東北地方で強い地震がありました。〔ハイハイ〕〔ハィハィ〕
震度7が宮城県北部です。〔震度7！〕
震度7が宮城県北部。〔震度7言って！〕
また、震度5弱が山形、
震度6強が、宮城県中部、福島県中通り、福島県浜通り、茨城県北部。
震度6弱が、岩手県沿岸南部、岩手県内陸北部、岩手県内陸南部、宮城県南部などとなっています。
［背後で怒涛の声］〔変われ！変わろう〕


［仙台駅の映像とかすかに聞こえる周辺音］


■緊急警報放送 2011年3月11日（金）14:50:09 担当：横尾泰輔アナ


（第2種緊急警報信号 発報）


ているのは、岩手県、宮城県、福島県です。
海岸や川の河口付近には絶対に近づかないようにしてください。〔津波！〕〔津波〕〔津波 津波〕


次に津波警報が出ている沿岸です。
北海道太平洋沿岸です。〔第1波〕〔第1波！〕〔ハイハイ〕
今、津波にか、
・・・津波警報が出ているのは、北海道太平洋沿岸中部、青森県太平洋沿岸、茨城県、千葉県九十九里外房、伊豆諸島です。
いずれも、2mから1mの波が到達すると、予想されています。〔大津波大津波でもう一回〕


もう一度、大津波警報の出ている沿岸をお伝えします。
岩手県、3m、宮城県、6m、福島県、3mです。
大津波警報が出ている、海岸や川の河口付近には、絶対に近づかないでください。


そして、津波が観測されています。失礼しました。［ざわついている］
津波の到達予想時刻と高さをお伝えしていきます。


大津波警報が出ている岩手県は、すでに到達と、推測されています。
予想される高さは3mとなっています。〔また揺れてる また揺れてる〕
同じく大津波警報が、出ている宮城県は、午後3時、予想高さは6mです。
また福島県は、午後3時10分、予想高さは3mです。
海岸や川の河口付近には、絶対に近づかないでください。
また、海岸付近の方は、早く、安全な高いところに避難してください。


次は津波警報です。［小声］
津波警報が出ている、千葉県九十九里外房は、午後3時20分、高さは2mの予想です。
伊豆諸島は、午後3時20分、高さは1mの予想です。
				

考察：

• 「倒れ・て・くる・もの」の音声の途切れる部分は、どうもSTL送受信・送信所・録画環境等の問題ではなく、送出時点でそうなっている感じがしますが、真相はいかに？
• 「変われ！変わろう」の部分は、緊急スタンバイ用のスタジオから、通常のスタジオに変えようと言う意味でしょうか？
• 公式資料では、NHK臨時ニュース後は「全8波」での報道と記載であるが、厳密には全12波（地上アナログ総合、地上アナログ教育、地上デジタル総合、地上デジタル教育、アナログ衛星第1、アナログ衛星第2、デジタル衛星第1、デジタル衛星第2、衛星ハイビジョン、NHKラジオ第一、NHKラジオ第二、NHK-FM）と思われる。

2012年12月7日（金）三陸沖の地震

2012年12月7日（金）17:18頃、三陸沖でマグニチュード7.3の地震があり、最大震度5弱を観測しました。この地震によりNHKでは緊急地震速報を発報、そして津波警報が発令され緊急警報放送を実施しました。

その時の当方の様子を簡単にレポートします。

1. 会社の事務所で立ち話をしていたところ、周りで「地震!」との声が聞こえ始める。
2. 立っていても揺れているのがわかる。
3. 急いでソライブをiPhoneから見るが、繋がらない。
4. だんだん揺れが強くなり、この揺れのパターンは東日本大震災と同じと直感したのでとっさに机の下に潜る。
5. 机の下に潜っている間もかなりの揺れを感じる。何度か繰り返してようやくソライブが視聴できる状態に。
6. 収まった後、ソライブではマグニチュード7.3と速報されている。
7. こんな時にと思って会社の机の中に準備していたラジオをつける（NHK-FM）と、すでに地震ニュースとなっていた。
8. 数秒もしないうちに緊急警報信号が流れ始める。
9. その直後に、災害時情報提供協定を結んでいる（?）方より津波警報の情報（au→ソフトバンクモバイルのSMS）を受け取る。

問題点：

• 津波警報が出てしまうと、震源・震度・マグニチュードなどの地震情報がNHKラジオではさっぱりわからなくなる（テレビの同時放送となるため）ので情報不足となり、次の行動をどうとって良いのかわからなくなる。結局、情報収集手段としてはワンセグかインターネットが必要。また、今回は余震もあったと思いますが、余震に関する呼びかけはあったのでしょうか?

その他：

• 自宅のHDDレコ付きデジタルテレビでは、NHK総合で緊急警報放送を行っている旨、表示されました。ボタンを押さないとその表示が消えないので、家族の者は良くわからずそのまま放置していた模様。(^^; → これはある意味大問題です。緊急警報放送の番組をまともに見れないので。
• NHKでは東日本大震災以降、津波警報時の呼びかけを大幅に見直していたようですが、今回それが初めて適用されました。とても上手に喋れていたような感じです。さすがプロ。

2013年4月17日（水）

2013年4月17日（水）は久々に一日に2回も緊急地震速報が流れました（2回ともNHK総合を生で見ていた）。少し気になった事を掲載しておきます。

• 17日（水）の18:35からの東京スカイツリー送信テストは中止。
• ラジオは緊急地震速報後、第一・第二・FMで同時放送を行うようです。少なくとも、宮城県沖の地震の時は確認しました。どういう基準で同時放送になるのかは不明です。
• 宮城県沖の地震の時、NHK BS1もBSニュース中に緊急地震速報が流れましたが、しばらくしてからNHK総合との同時放送になったようです（要詳細調査）。

2014年9月16日（火）茨城県南部の地震

2014年9月16日（火）の12:28頃、茨城県南部を震源とする最大震度5弱の地震がありました。その時の当方の様子を簡単にレポートします。

• 会社の事務所にて、昼食後、自分の机でくつろいでいた。
• 何となく揺れを感じたその瞬間、スマホ（iPhone5c）から緊急地震速報の「プープープー」音が流れる。
• iPhone5cに表示されている緊急地震速報のメッセージを良く確認しないまま、スマホをいじってしまう。(^^;
• とりあえず、立って様子を伺おうとしたところ、強烈な揺れに見舞われ、速攻で机の下に潜る。
• 強烈な揺れの中、机の下でスマホをいじるが、すでに自分が何をしているのか良くわからない（たぶん、ソライブを起動しようとしていたハズ）状態。(^^; でも妙に落ち着いている。
• 揺れが収まった後、ラジオのスイッチをオン。すると、ちょうどNHK-FMで緊急地震速報のチャイムが鳴り終わったところだった。その時点ではまだ震源不明。
• 余震の恐れがあるため、念のため屋外へ避難。
• 結局、震度は5弱であることがわかった。

補足：

• 後日NHKの報道を確認したところ、ラジオの震度情報はテレビより遅かったようです。
• JRはなぜか震源を「茨城県沖」と言っていたようです。

2014年11月22日（土）長野県北部の地震

2014年11月22日（土）の22:08頃、長野県北部を震源とする最大震度6弱の地震がありました。その時の当方の様子を簡単にレポートします。

• 自宅で、フジテレビのリーガルハイ・スペシャルを見ていた。
• テレビで緊急地震速報のチャイムが流れる。同時にラジオ（NHKラジオ第一）からも緊急地震速報のチャイムが流れる。
• 同時に、スマホ（iPhone5c）やケータイ（F-11C）から緊急地震速報の「プープープー」音が流れる。
• これだけうるさいので、どこが震源かわからないまま、とっさに避難準備開始。家のドアを開放し様子をみる。(^^;
• 少しすると、震度1～2程度の揺れを感じる。
• 家の外からも、どういうわけか緊急地震速報のチャイムが聞こえる。防災無線（同報系）から流れているのかもしれない。
• 特に大きな揺れは感じないので、NHK報道チェック開始。(^^;
• NHKでは、すでに全波サイマルになっていた。
• 22:50よりラジオ（R1,R2,FM）はラジオ独自放送。23:00でR2,FM,BS1,BSプレミアムは通常の放送に戻りました。

補足：

• 後日確認したところ、BS1やBSプレミアムは、NHK総合での臨時ニュースのチャイム数秒後より（「震度の情報が入ってきました」から）サイマルになっているようです。よって、臨時ニュースのチャイムは、BS1やBSプレミアムでは流れていないのかもしれません。
• BS1では生放送だったのか、真下アナが緊急地震速報直後の対応を実施してました。
• 地震直後のNHK長野放送局の様子が何度も映されていましたが、放送局の中のテレビの画面が何か変だ、と思ったらNHK総合のオンエアがすでに放送事故っぽかったのですね。(^^;

2018年6月17日（日）群馬県南部の地震

2018年6月17日（日）15:27頃、群馬県南部を震源とする最大震度5弱の地震がありました。その時の当方の様子（所在：群馬県前橋市東部）を簡単にレポートします。

• 帰宅後、ちょうど顔を洗っている最中であり、建物がものすごい音をしているのに気がつく。
• 地震だと思ったので、速攻で外に逃げる（汗）。
• 外を見ると、電話線が大きく揺れているのが確認できた。
• 地震が収まった頃になって、スマホから緊急地震速報音が流れた（SIMなしのiPhone5sでも反応）。防災無線のスピーカーからも流れた。
• 今回はなぜか（?）自分自身が落ち着き、すぐさまtwitterにツイート。
• 震源地は、自宅からかなり近そう。調べると、前橋市柏倉町近辺か（当初は大胡町付近と思っていた）。
• NHK総合・NHKラジオ第一では、地震速報番組を実施している事を確認（他は未確認）。
• 15:55頃、NHKラジオ第一は通常放送に戻る。
• 16:05頃、NHK総合は、通常放送に戻る。
• その後、記者魂（?）が働き、自主的にパトロール実施（笑）。大胡町→群馬フラワーパーク→電力中央研究所→（消防団巡回中）→サンデンフォレスト→桐生市新里町板橋→みどり市大間々町→桐生市新里町新川→桐生市新里町中心部→前橋市粕川町を巡回するも、異常は確認できず。

2021年2月13日（土）福島県沖の地震

2021年2月13日（土）23:07頃、福島県沖を震源とする最大震度6強（マグニチュード7.1→7.3）の地震がありました。

その時の当方の様子（所在：群馬県前橋市東部）を簡単にレポートします。

• 少し揺れを感じたのでラジオをつけた（NHKラジオ第二）ところ、すでに緊急地震速報が流れれていた。
• その後、携帯電話やスマホも緊急地震速報（プープープー音）が流れる。
• ラジオの緊急地震速報では、対象地域を「関東」と読み上げたので、緊迫感が一気に増す。
• だんだんと揺れが強くなってきたので、ドアを開けて、外に逃げる。
• 立っていても地面が揺れているのがわかる程度の大きさで、恐怖を感じる。
• 早く収まらないかと祈る。(^^;
• 揺れが収まったので部屋に戻り、テレビをつけて情報収集。
• ツイッターに情報を書き込もうとしたが、手が震えてキーボードが思うように打てなかった。(^^;

メディアの様子：

• 携帯電話やスマホは「福島県沖」ではなく「福島沖」の表記。（謎）
• NHKラジオ第二は23:59:2x頃、中途半端にサイマルが解除され、0:00:00の時報後に再度サイマルとなる。
• NHKラジオ第二はその後（時刻・詳細不明）全波サイマルからラジオ単独ニュースに切り替わり、さらに0:23頃 英語の放送に切り替わる。
• 一回目の緊急地震速報（宮城 岩手 山形 福島 茨城）が流れた後に対象地域が変更となり、再度緊急地震速報が流れた（東北 関東 新潟）のは初めてか？（緊急地震速報が流れている最中に対象地域が拡大した事例はアリ）ただ「関東」と表示された割にはNHKのテロップでは東京・神奈川は対象になっていない・・・。気象庁の情報でも東京・神奈川は対象となっていないので、NHKのテロップシステム上で関東と表現したものと推測。
• 翌朝、朝日新聞 群馬版は追っかけの14版●が配布。1面に「福島・宮城で震度6強」の見出しで15行の記事あり。

2022年3月16日（水）福島県沖の地震

2022年3月16日（水）23:36頃、福島県沖を震源とする最大震度6強（マグニチュード 速報値7.3→7.4）の地震がありました。この地震の直前にも地震がありましたので、その時の様子を簡単にレポートします。

当方の様子（所在：群馬県前橋市東部）：

• 入浴中にちょっとした揺れを感じる。（恐らく2分前の地震）
• 風呂上がりの直後に大きな揺れを感じる。完全無防備状態なので、バスタオルで急いで体を拭くが、揺れが収まらない。着替えようとしても、きちんと体が拭けていない・乾いていないので、スムーズに着替えが出来ず、「勘弁してくれ」とブツブツ言いながら、一人パニック状態。(^^; とりあえずその状態でもラジオをONにし、ドアを開けて脱出準備は完了。
• ということで、以下の記事はネット情報なども参考にしています。

放送メディアの様子（主にNHK総合、NHKラジオ第一）：

• 一連の地震での緊急地震速報は計3回。1回目は23:34、2回目は23:36、3回目は23:45の地震によるもの。
• 津波注意報は発令されたが、警報ではなかったため、緊急警報放送は実施されなかった。
• 震度6以上を観測したため、臨時ニュースのチャイム（サイマルチャイム／全中チャイム）が流れた。

• 2回目の緊急地震速報は追加対象地域が過去最多。1番目は「宮城・福島」、2番目は岩手・秋田・山形が追加され「宮城・福島・岩手・秋田・山形」、3番目は栃木・茨城が追加され「宮城・岩手・福島・山形・栃木・秋田・茨城」、4番目は青森・新潟が追加され「宮城・岩手・山形・福島・茨城・栃木・青森・秋田・茨城」、5番目は群馬・埼玉・千葉が追加され「東北・関東・新潟」の表示になる。
• 臨時ニュースのチャイム（サイマルチャイム／全中チャイム）は、2回目の緊急地震速報中に流れ、NHKは全波（テレビ・衛星・ラジオ）サイマル放送となる。
• ラジオでは1回目の緊急地震速報の自動音声が終了する前にアナウンサー読み上げとなった。
• 3回目の緊急地震速報では、確かラジオでは緊急地震速報のチャイムは流れなかった気がします。
• B-CASのスクランブルは外れる事を確認した（B-CASカードを抜いても視聴できました）。

新聞メディアの様子：

• 翌日2022年3月17日（木）の上毛新聞1面には、「宮城、福島 震度6強」の見出しで6行の記事あり。
• 同様に、朝日新聞 群馬版は追っかけの14版●が配布。1面に「宮城・福島 震度6強」の見出しで8行の記事あり。

考察・雑感：

• 2回目の緊急地震速報中に臨時ニュースのチャイムが流れ全波一斉となったため、ラジオは中途半端な緊急地震速報となる。
• 緊急地震速報テロップ中の県名の表示順序は、予想震度順 → 同一予想震度の場合は都道府県コード順と思われます。
• 臨時ニュースのチャイム（サイマルチャイム／全中チャイム）による全波一斉放送やB-CASのスクランブルを外す運用については、自動ではなく、人間系で判断・対応しているのではないか？とも思われます（過去の事例より）。
• 新聞は降版間近もしくは降版直後だったのか、詳細な記事は無く、見出しと簡単な記事のみ。見出しを入れるために他の記事を大幅に削ったと思うのですが、神業ですね。(^^;

2023年5月5日（金）石川県能登半島の地震

2023年5月5日（金）14:42頃、石川県能登半島を震源とする最大震度6強（マグニチュード 速報値6.3）の地震がありました。その時の様子を簡単にレポートします。

当方の様子（所在：群馬県前橋市東部）：

• 隣の部屋のラジオ（NHKラジオ第一）から、緊急地震速報らしき音が聞こえてくる。
• 直後に、スマホから「プーゥプーゥプーゥ 地震です」の警報音が鳴る。
• とりあえず、大きな地震が来てもいいように準備開始。
• ラジオからは「石川県で地震」と言っているように聞こえたので、それほど大きな地震は来ないだろうと勝手に判断。(^^;
• 揺れが来ないので、テレビの電源をONにし、NHK総合・前橋を視聴し始める。
• 結局立ちっぱなしだったので、揺れはほとんど感じなかったが、蛍光灯のスイッチひもは揺れていた。

NHK全波サイマル運用の様子：

• 震度6以上を観測したため、臨時ニュースのチャイム（サイマルチャイム／全中チャイム）が流れた。
• サイマル放送は、総合・前橋、総合・東京、Eテレ・東京、BS1、BSP、R1・東京、R2・東京を確認（FM忘れ (^^;）。
• 臨時ニュースのチャイムは、放送が切り替わってから1秒くらい経過した後に流れる模様。
• ネット情報によると、NHK Eテレは、全波サイマル→時刻表示→臨時ニュースのチャイムの順。
• ネット情報によると、NHK BS1は、全波サイマル（すでに時刻表示あり）→臨時ニュースのチャイムの順。
• ネット情報によると、NHK BS8Kは、「緊急ニュースを受信しました」（テレビの表示？）→全波サイマル（すでに時刻表示あり）→臨時ニュースのチャイムの順。
• 上記、BS1とBS8Kの時刻表示位置は異なる。

NHKテレビ B-CASスクランブル運用の様子：

• スクランブルが解除されることを、総合・前橋、総合・東京、Eテレ東京、BS1、BSPで確認（B-CASカードを抜いても視聴できました）。
• ただし当方のブルーレイレコでは、スクランブル解除中であっても、B-CASカードを差し込まないと録画はできませんでした。
• 19時頃に再度確認したところ、B-CASスクランブルがかかっていることを確認しました（総合・前橋）。

長周期地震動テロップ：

• 午後2時42分ごろの地震により 長周期地震動を観測しました
• 高層のビルやタワーで大きな揺れが 長く続いた可能性があります
• 長周期地震動 階級3 珠洲市
• 長周期地震動 階級2 輪島市

他：

• R2では、テレビの副音声をサイマル放送していました（英語放送で日本語がかすかに聞こえる）。
• R2は、16:00時点ではそのまま地震情報を続けていた気がしたのですが、その後、気象通報になった感じです？？？
• 22:58の4回目の緊急地震速報の約2秒後に、5回目の緊急地震速報が発報され、で上下2段構えの緊急地震速報画面に。
• その後逆凹画面になり、緊急地震速報が左側縦2列表示となる（初？）。

2023年12月2日（土）フィリピン付近の地震

2023年12月2日（土）23:37頃、フィリピン付近を震源とする地震があり、気象庁は津波注意報を発令しました。当方、気が付いたのが翌日の0:18過ぎでしたので、その頃の様子を簡単にレポートします。

3日（日）0:18過ぎのNHKの様子：

• NHK総合・前橋、Eテレ東京、NHK BS（旧BS1）、103（旧BSP）にて、津波注意報のニュースを確認。
• ただ、完全なサイマルではなく、地上波とBSでは逆凹画面の上部のテロップの出し方が異なった。
• B-CASスクランブルは、上記4波いずれも外れていることを確認。
• ラジオは、R1東京、R2東京、FM前橋で、ラジオ独自の津波注意報のニュース（0:22からはテレビと同時音声となった）。

雑感：

• 11月30日に放送を終了したBSプレミアムは、災害報道では復活？！する模様（恐らく来年3月末まではこのような運用と思われる）。
• ラジオ第二はその日の放送が終了していたはずですが、どのタイミングで復帰したのでしょうか？（⇒後日番組表を確認したところ、23:58には津波注意報関連のニュースになっていたようです）

他、ネット情報：

• 3日（日）0:00頃、NHKは、緊急警報信号を発報（緊急警報放送開始）。
• その直後に、緊急警報放送の終了信号を発報（短いピロピロ4回）。
• その後、通常番組に戻ってしまう！
• 0:02頃、再度、津波注意報情報ニュースとなる。
• 【後日追記】3日（日）19:00からのニュース7の番組内にて、本件についてのお詫びがあった模様。

雑感：

• 緊急警報信号は、津波警報の際にしか発報しないのでミスかと思われますが、早々と終了信号を発報したのは手際が良すぎるような気もします。

2024年1月1日（月）石川県能登地方の地震

2024年1月1日（月）16:06過ぎより、石川県能登地方付近を震源とする一連の大きな地震が立て続けに発生しました。その際の当方の様子を簡単にレポートします。

地震直後の当方の様子：

• ラジオ第二の「気象通報」を聞いていたところ、石川県を震源とする緊急地震速報のチャイムが流れる（16:06頃）。
• ところが、該当地域読み上げ後の呼びかけが途中で途切れ、通常の放送に戻ってしまう！（ラジオ第一も同じだった模様）
• 誤報なのか？と思って、テレビのNHK総合・前橋を確認すると、地震ニュースとなっていた。
• 再び緊急地震速報が流れ、続報で群馬県も該当地域となり、スマホからプープー音が鳴り始めたので避難準備をする（16:11頃）。
• ゆらゆらとした横揺れを感じたが、それほど大きくないと思っていたところ、今度はラジオから緊急警報信号が聞こえてくる。

その後：

• 16:22頃に大津波警報が発令され、NHK総合の画面は大津波警報を示していましたが、緊急警報信号は発報されず無音（28秒前後）のままでした。
• 16:55頃に緊急警報放送の終了信号が発報されました。
• 1月2日（火）17:50時点でも、NHK総合のB-CASスクランブルは解除されたままです。

【後日追記】

• 2024年1月9日（火）18:00より、BS103（旧BSP）チャンネルにて、NHK総合・金沢の県域放送、およびNHK総合の能登半島地震関連番組を放送開始。
• 2024年1月11日（木）04:00より、BS103（旧BSP）チャンネルにて、NHK総合・金沢をそのまま放送開始。

※上記については、ウォーターマークがGのまま、字幕放送なし、逆L字画面のため、NHK総合・金沢の映像・音声の最終段を取得して放送しているものと思われる。また、11日からはチャンネル切り替え時（および何らかのタイミングで）、画面下に「被災された方々に向け、総合テレビ（石川県内）のニュース・番組を放送しています」とテロップが表示されるようになった。

2024年3月21日（木）茨城県南部の地震

2024年3月21日（木）09:08頃、茨城県南部を震源とする地震が発生しました。今回は各放送局の緊急地震速報テロップの実績など、ネット上の情報を元にまとめてみました。

■緊急地震速報（警報）対象区域

• 震度5弱程度：埼玉県南部
• 震度4程度：茨城県南部、千葉県北西部、埼玉県北部、群馬県南部、東京都23区、栃木県南部

■緊急地震速報テロップ実績

■緊急地震速報 放送基準

• NHK：気象庁から緊急地震速報（警報）を受信
• 東京民放5社：気象庁から緊急地震速報（警報）を受信し、かつ関東が該当

■対象地域（県名）の並び順（※推測）

※上記は今回の並び順からの推測であって、過去の事例と合わせると違う場合もあるので継続調査中です（気象庁から送られる電文の生データが見れるといいのですが）。また都道府県コードは気象庁が定めているものであって、JISで定めているものではありません。

2024年6月3日（月）石川県能登地方の地震

2024年6月3日（月）06:31頃、石川県能登地方を震源とする最大震度5強の地震が発生しました。今回は関東各テレビ放送局の緊急地震速報テロップの実績などをまとめてみました。

■緊急地震速報テロップ実績

雑感：

• NHKは緊急地震速報（警報）の第5報のみをテロップ。他局は第4報と第5報をテロップ（第4報は一瞬のみ表示）。
• 日テレは地震発生時刻表示あり。「長周期地震動にも警戒」の文言あり。
• フジは1回目のテロップですでに「石川県で震度5弱を観測」、2回目のテロップが表示された直後に「石川県で震度5強を観測」と表示しています。

まとめ

2002年3月31日以降のNHK緊急警報放送・NHK臨時ニュース・NHK緊急地震速報をまとめてみました。チャンネルはNHK総合です。

まとめ2

2011年3月11日（金）東日本大震災以降：※作成中につき、一部誤っている箇所があるかもしれません。ご了承ください。

まとめ3

2016年4月14日（木）熊本地震以降：※作成中につき、一部誤っている箇所があるかもしれません。また、マグニチュード値は速報値や暫定値、確定値がごちゃ混ぜになっています。ご了承ください。

まとめ4

2024年1月1日（月）以降：

震度7の記録

過去、震度7を記録した地震をまとめてみました。

その他の災害関連報道

フジテレビ緊急地震速報チャイム誤報

• 2012年6月1日（金）10:16頃、生放送中に本来発令されていない緊急地震速報のチャイム音を流してしまう。およそ10分後におわびと訂正。原因は、前日に実施した緊急地震速報の改修作業で新たに加えたプログラムに不具合があり、別の放送機器の点検をしていたところ、誤って流れてしまった模様。生放送中のスタジオでは、チャイム音も聞こえず、テロップも出ず、番組出演者・制作スタッフも気がつかなかったとのこと。
• マスター室で監視していた人はすぐに気がつかなかったのでしょうか。

NHK緊急警報放送試験信号（2012年5月1日（火）確認）

• NHK総合、ラジオ第一、NHK-FMで11:59:00より開始するのを確認しました。らじるらじるのラジオ第一は無音であることを確認しました。
• NHK総合の試験信号の後半の映像は、東日本大震災時の天カメから東京ビル群の様子（激しい揺れ）、駅の様子、津波の様子が映されています。
• NHK総合（JOTP-DTV 前橋）は、普段より1分早く、11:56より群馬県内の天気予報、11:59より緊急警報放送試験信号（NHK東京発）でした。
• NHK-FM（JOTP-FM 前橋）は、「まもなく正午になります。。。まもなく11時59分になります。」と言い直していました。

TBSサンデーモーニング放送事故

• 2010年3月7日（日）TBSのサンデーモーニングにて、チリ大地震を取り上げた際に「緊急警報放送は先週のもので現在のものではない」とした上で午前8時過ぎ、2月28日の緊急警報放送を流した瞬間のVTRを放送した。その後問い合わせがあり、午前9時50分過ぎに緊急警報放送の終了信号を流した。（インターネットのニュースサイトの情報を要約）
• あのピロピロ音を放送したらマズい、と誰も思わなかったのでしょうか? 前代未聞の出来事。終了信号の内容に興味があります。

NHK緊急警報放送試験放送のスケジュール変更

• 2010年2月1日（月）11:59の「NHK試験信号放送～緊急警報放送～」で「次回の「緊急警報試験信号」は 3月2日（火）に放送します」とテロップされた（インターネット上の情報）。オリンピックの閉会式を生放送するためであるが、スケジュールを変更するとは前代未聞の出来事。
• 2010年3月1日（月）11:59より、オリンピック閉会式を放映しているNHKデジタル総合で「「緊急警報試験信号」はあす午前11時59分から放送します」のテロップが15秒流れた事を確認した。

NHK緊急警報放送試験放送のスケジュール変更

• 2019年4月1日（月）の「NHK試験信号放送～緊急警報放送～」は元号関連にて無し。8日（月）11:59より放送された。
• 2019年5月1日（水）の「NHK試験信号放送～緊急警報放送～」は元号関連にて無し。8日（水）11:59より放送された。

NHK緊急警報放送試験放送のスケジュール変更

• 2021年8月1日（日）の「NHK試験信号放送～緊急警報放送～」はオリンピック関係にて無し。9日（月）11:59に放送された。
• 2021年9月1日（水）の「NHK試験信号放送～緊急警報放送～」はパラリンピック関係にて無し。6日（月）11:59より放送の予定。

土砂災害警戒情報