特集:NTT赤城原交換センター

はじめに

NTT赤城原電話交換センターと尾瀬の無線電話について、少々調べてみました。

※なお2006年11月上旬に、NTT赤城原電話交換センターおよび鳩待峠のアンテナ群が撤去された事を確認しました。

NTT赤城原交換センター

赤城村方面から利根村方面に抜ける赤城西麓広域農道の脇に、NTTの電話交換センターがあります。これがNTT赤城原交換センターです。

ここにはどういうわけか、LOW-VHF帯のアンテナが垂直偏波・水平偏波共に設置されています。当初は利用用途が良くわからず「NTT孤立化防止用無線のバックアップ用か?」などと勝手に思い込んでいました。

しかし、群馬県内のNTT孤立化防止無線は全て衛星利用に切り替わったので、もしNTT孤立化防止無線関係だったら撤去されるはずです。しかし、全然撤去されないので別の用途があるはず、、、ということで、2002年10月にこの施設を詳しく調べました。

アンテナ構成は下記のとおりです。

八木アンテナの向きは写真上ではわかりにくいのですが、現地で確認してみると全て同一方向で、北北東を向いているような感じです。

NTT赤城原交換センター

尾瀬との関係

赤城原交換センターのアンテナの方向には、尾瀬くらいしかないなぁ、、、と思っていたのですが、尾瀬にはNTTの無線公衆電話が存在するとの話を聞いたことを思い出しました。

いろいろ尾瀬の事についてホームページ等で調べてみると、やはりいくつかの小屋にNTTの無線公衆電話が設置されているようです。

鳩待峠のアンテナ群

ということで、早速尾瀬へ調査に出掛けました。

まずは、2003年5月に大清水へ出かけてみました。しかし、ここにはそれらしき施設はありませんでした。

ところが、今度は2003年11月に鳩待峠に行ってみると、赤城原交換センターに設置されているものに類似したLOW-VHF帯のアンテナがあるではありませんか。しかも南方面に向いているではありませんか!!!

この時点でNTT赤城原交換センターと尾瀬は、無線で結ばれている可能性が高くなりました。

ドコモのすぐ近くにあるアンテナ
小屋の裏にあるアンテナ(ケーブル切断=未使用?)
小屋の裏にあるもう一つのアンテナ(ケーブル切断=未使用?)

市外局番と市内局番の関連性

その後、インターネットで尾瀬関連の調べものをしていた時、施設の電話番号が一覧で表示されたのですが、その中には他の施設と市内局番が異なっているものがいくつかあることに気がつきました。

これらの電話番号を調べると、何と収容交換局が「赤城原」ということが判明しました。尾瀬からNTT赤城原交換センターまでケーブルを引くとは考えられません。

よって、NTT赤城原交換センターのLOW-VHFのアンテナは、尾瀬を向いていると確信しました。

今後の予定

今後の予定(いつになるか未定)

その他